管理人の独り言 le monologue

AIの幕間の注意喚起

今展示している作家さんが、自分の作品を埋め込んだ画像で、スマホのトップ画面にしていました。なんとChat-GTPで作ったそうです。そればかりか、電車の乗り換えもChat-GTPで聞くと丁寧に教えてくれて、検索よりもはやいそうです。便利そうだけど、いったいどういうときに使ったらいいんだろう?と思っていた私には目から鱗が落ちたような感でした。

そういえば、先日歌舞伎座の幕間での注意喚起(録音、録画をしてはいけないなどという類のものです)も、聞きやすいけど、ややぎこちない感じ、Youtubeなんかで最近よく聞くナレーションの感じだったので、AIをつかっていたのだと思います。おぉ歌舞伎座でもAIのナレーションつかっているのねぇ、いまどきだなぁと感心。
ところが意味は通じるけれど、日本語の表現としてなんかおかしいというところもありました。例えば、スマートフォンは電源から切ってくださいのくだり、「まだの方はこの機会に宜しくお願いします」というのがありました。もちろん意味は通じるのだけど、おいおい、電源は絶対切ってほしいはずなのに「この機会に」なんてのんびりしたこと言っていていいのか?「忘れずに」としたほうが、自然ではなかろうか?などと思ったのでした。

この辺が、まだまだなところなんだろうけど、確実にいろいろなところに入りこんでいるんだなぁと思います。この不自然な幕間の注意喚起も、いつのまにか修正されているのかもしれません。今度行ったときに注意して聞いてみようと思います。


静寂とバグ 静寂とバグ

今週の展示は「静寂とバグ」unknown world 2nd exhibition。culumi / azzu による陶器、イラスト、映像のインスタレーションです。全体の雰囲気と個々の作品の調和が素晴らしい。会場に来ると「静寂とバグ」というタイトルに納得します。観たことのない不思議で面白い世界へ是非。20日まで。